ヨル♪宮沢賢治 '23 金沢公演
ひとり語り芝居
『土神ときつね』 他
ご挨拶
宮沢賢治はお好きですか?
初めての金沢公演を行います、お茶祭り企画の川島むーと申します。
実は私は若い頃、宮沢賢治は苦手でした。
ずいぶん大人になってから、彼の言葉を声に出すとこんなに面白いのだ、と言うことに気が付き、
この面白さを伝えるにはどうしたらいいのか、と考えるようになりました。
そうして生まれたのが、宮沢賢治の詩や短歌、エピソード、お喋りなども交え、
物語を戯曲化せずに原文のまま、役者の身一つで語り演じる
「ひとり語り芝居 ヨル♪宮沢賢治」シリーズ。
その時々のテーマで作品を構成し、ピアノの生演奏とともにお届しております。
三角関係の悲劇を描いた『土神ときつね』をメインにした場合、
これまでは、「宮沢賢治と恋愛」をテーマにしていたのですが、2023年版は「宇宙」へ目を向けます。
恋人たちが見上げる夜空、星、星雲。賢治がそこに見たもの、託したもの。
さてここに、気になる画家がいます。
賢治と同じく37歳で亡くなり、賢治同様、その作品が一般的に知られるのは死後。
支えてくれる弟がいたところもよく似ています。
この画家も、夜空を見上げていたようです。
さて、賢治との繋がりは?
「サイプレスいかりはもえて
あまぐものうづまきをさへやかんとすなり」
(宮沢賢治 ゴオホ・サイプレスの歌より)
お茶祭り企画 川島むー
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